- カグヤ通信
- 陽ちゃんが やっと本気の ドラムかな
- 我が里は すでに地球と 思いけり
- 日向かな それとも日陰か どっちやねん
- うわさとは たちまち広がる 京都人
- 正眼に 大婆 ぴょんぴょん 飛び跳ねて
- さりげなく あくまで梅の 香のごとく
- 帰郷向け 体幹きたえる ストレッチ
- 陰と陽 天下分け目の 茶筅かな
- なにごとも 大義ありてや 動くもの
- 無礼講 蛤汁で 露払い
- 基本です 魚定食 京都人
- 舞鶴で 今年は陽太も ユニフォーム
- 糖質で 首脳会議や つづくらん
- 風花や 北山 越えて 京の路地
- 風神に 雨神 雷神 乱れ飛び
- ミーちゃんが 見えぬもの追う 春 兆す
- 和尚きて 肉なき世界を なげきけり
- 大婆が 赤い閻魔を ふり向かせ
- ゆず葉ちゃん お偉いさんに 気に入られ
- 黙してぞ なにで語るや 月 満ち干
- 月からの インバウンドに 歯止めかな
- 辰年が つづく巳年の めでたさよ
- 形而下の モノでありつつ 形而上
- 明けの雨 宵の鶯 聴こえらん
- 孤高とは 単車のアクスル 全開す
- 右肩を 挙げて 左は 団扇かな
- 龍 発ちて いずこ帰るや エウロパ か
- 年納め 終えて タクシー 前のめり
- 気忙しく 段取りすすむ 炬燵食
- 巳 いまや 岩戸の裏で 待機せり
- 四条から 北山屏風の 勇ましさ
- 満月に 歩み進むや 火の用心
- 口開けは 月庭お龍 ピンで立つ
- 金座布を 餅と見たてん 天の龍
- ランウェイで オンナの 断面 競います
- 下鴨を 走りゃ 団子と 白い鳥
- 抜き打ちで 稽古総見 我踊り
- かぶりつき 新橋衆に サヤエンドウ
- 駅弁と ワンカップ買い のぞみかな
- 冬ちかし 風と 地蔵と 蛇の目かな
- おでん屋に 一番乗りや 特等席
- 姐さんの 人差し指や 嬉しけり
- お座敷が 退けて 月夜の 京都人
- 立冬に 味見の鍋や 幸の湯気
- ひと様の ケーキ 眺めて ネコパンチ
- 四人衆 いつものミーちゃん ひと安心
- 秋雨や 比叡 背にして 京都人
- シャカシャカと 秋の茶室や 息をのむ
- ニンジンさん インフレーション ネコの足
- 縁側に 響く王手や 秋の午後
- 船岡や 秋の空気に 入れ替わり
- 酔うほどに 徳より先に 得がきて
- 一畳に 宇宙 ありやと 京都人
- 京の風 ぞわり ぞわりと 腹を打つ
- 轟々と 虚空の世界を 進みます
- さすが 神 あれやこれやと 舟の上
- 神の舟 見上げるばかりの 巨艦かな
- 舟爺が 帰る方法 伝授する
- 時間とは 考えひとつで 是非ありて
- 八百万 この宇は 流れの 夢舞台
- 日程を 終えて お山を 下りる朝
- 名月に よもや狐の 酒宴かな
- 三巫女が 丘の上から 見上げます
- ホトケ舟 変幻自在や 疾走す
- 手拍子や 伏見は かの世の 出入り口
- 舟爺の 特訓つづくは ホトケ舟
- 卯厨婆が 毅然と質問 背筋伸ぶ
- 京都人 宇宙で 不慣れな 魚釣り
- 純ちゃんが 三柱鳥居に 御幣ふる
- 日帰りで 和尚も合流 巻物見ゆ
- お約束 月庭神社に 到着す
- 出くわさん 宙の果てほど 離れても
- 一人には なかなかなれぬ 夏の宵
- 浴衣着る 船岡山から 伏見 見ゆ
- エアコンに 甘味屋ほっこり 京都人
- たいがいは お茶の前には 試練あり
- 京都人 セミ曼荼羅や 西なびく
- なんどきも お茶のゆとりを 忘れずに
- 龍水や 喉ごし爽やか 蝉しぐれ
- 碧空を 全速前進 八咫ケ島
- 梅雨明けや 伏見江の月 たゆたえり
- 巷では フライデーナイト 佳境なり
- 龍の背で 運ばれたるや 蒼き星
- 京の路地 かすか 雨滴や 蛇目の輪
- 龍の背へ おとぎ話じゃ あるまいに
- 天の川 西陣織りか 友禅か
- 気がつけば 伏見上空 浮遊して
- 雨あいに そうめん流しや 後光さし
- 手さぐりの 黄泉比良坂 龍 焦がれ
- トロツコで 相対性理論 目覚めけり
- 時空とは 不可逆性の 都合なり
- 他生かな 梅雨の微風や モーニング
- 今や梅雨 三管高らか 覚醒す
- 大婆の ひとこと チー婆 炎上し
- 雨上がり ツバメ とぶとぶ 月曜日
- 八咫丸に 青葉繁れる 地平見ゆ
- 湯上がりや 初夏のくつろぎ 京都人
- この世とは 己 向き合や 苦しけり
- 初夏を背に 酢めし 混ぜるや 風立ちぬ
- おだやかな 夏の夜空の セレナーデ
- 同舟の 果て無き幻影 100億年
- 初夏の空 ひこうき雲が ツツツツツっ
- この宇には 白い忍者も 揺蕩えり
- 門前は もはや 生垣 宇宙なり
- 三日月の くノ一 平に サヤエンドウ
- 新月よ どの道生きるや 二十年
- 組紐は 根気勝負や 京都人
- 現実は 四条大橋 からっ風
- 言の葉は 立ち呑み屋台の 煙かな
- 昼ドラマ ピタリ止まるや 団子の手
- 日が出たり 雨がふったり 曇ったり
- 伏見へと 宮司帰るを お見送り
- サヤエンドウ 神仏習合 舟を漕ぐ
- お供えを 誰に一体 捧ぐのか
- 相変わらず 仰ることが 意味不明
- 盃に 揺れる桜や 雨ちかし
- 鞘縁堂 浮き世の中にぞ 悟りあり
- 月庭の 果てなき宙に 宇を結ぶ
- 伏見から 月庭寺へ 宮司くる
- 玉生みの 糺の森の 霊静め
- 天翔ける 三位一体 サヤエンドウ
- 濃茶とは ブラックホールの 入り口か
- 一大事 メダカを龍に 育てましょう
- ふきのとう 瞬間目が合う 酒のあて
- 春の雨 蛇の目同衆 急ぎ足
- ビオロンの ヤタオ さまさま かき鳴らし
- 月庭にゃ 船頭ポーズの 奇祭あり
- 龍笛や 下弦の月夜に 鼓 ポン
- 我先に 話したがるや 梅の花
- 本部から 不思議な風呂敷 届きたり
- 機の雨 餅が焼けるや 漸次 春
- 水仙も がんばれ がんばれ 応援し
- 御通りか 春の羽織や シャッシャッシャ
- 着物干し 町家ぬけたる 春の神風
- ヤタオとは ダークマターの 使者なのか !?
- 世の中は 解せぬことごと だらけなり
- しあわせが 種に 染みこむ 冬おでん
- ミーちゃんも 煮干しもらえる お買いもの
- 大寒の 苔のしじまに 時失せる
- 睦月には 笑っておけば 難は無し
- お神酒なら 冷える茶室も なんのその
- この世かな おのれ 誰ぞと 走るらん
- 龍の星 まるで茶碗の 濃茶かな
- たっぷりの 退屈しのぎで 頂上へ
- 果てしなき 螺旋階段 蜘蛛の糸
- この宇には ストーリーなど あらへんわ
- 辰年は 瞬間移動や 待った無し !
- 三が日 炬燵 御守りや 京都人
- あらんとぞ 宇に 双龍 まことにぞ
- 歩みけり 未踏の荒野へ 京都ネコ
- 餅こねて 年の瀬 絶頂 京都人
- 京の灯よ 冬の訪れ 深々と
- まほろばの セピアな雪や 鯖街道
- 師走中 鼻の差 競うや 京都人
- 花活けや 気配ふりむきゃ 上目かな
- 御神水 冬枯れの道 京都人
- 陽ちゃんが 松の廊下に 控え居り
- コーヒーも 居住い 正す 京都人
- 市原を すぎて 二ノ瀬は 万華鏡
- ふりむけば マフラーしゃんせと 十八夜
- タイミング 微妙な感覚 京都人
- 居てるのか 居てないのかな 京都人
- 月残し 東へ急ぐ 京都人
- 着物ショー 感傷さそう 京都人
- 秋冷えに うどん 啜るは 京都人
- お茶席へ 北山時雨を 京都人
- 京都人 きもの選びや けん制球
- 鮨 たべて 遠い目をする 京都人
- あると聞く 月姫踊りは 百通り
- 秋夜長 稽古熱中 京都人
- 嵯峨野にて 佐吉の 前途を 祈りつつ
- 北の縁 格子日和や 京都人
- 紅い秋 縞で 合わせる 京都人
- 秋驟雨 先行 逃げきり カグヤさん
- 錦秋よ 今や おそしと 迎え琴
- 芳香に 忍び笑いや 京都人
- 朝冷えや これで善かれか 戒めん
- 季節澄み 龍神 輪郭 現わせり
- 秋酒や 更待月よ 京都人
- 試飲して 遠い目をする 京都人
- 中秋や 川床 満月 京都人
- ピーッ! ピッピ タララッタッタ タララッタッタ
- 食欲が わいて 秋知る 京都人
- 秋雨が あがって ミーちゃん のぞきます
- 三日月に 京都タワーや 背すじ伸ぶ
- 新月に 豊穣太鼓や 鳴り響き
- うつろいて 花火 虫の音 京都人
- かごめ かごめ かごのなかの とりは いついつ でやる
- 蝉しぐれ ウツラウツラの 京都人
- 秋風が ささやく竹林 京都人
- 姐さんの 背中におわす 水神さん
- 和 も 洋 も つまるは 躍動 美の原点
- お地蔵さん あっさり低頭 京都人
- 北の縁 死んだふりする 京都人
- 脱力の 夏の終わりや いざ参れ
- ずぶ濡れて 祇園白川 京都人
- 縁日の 金魚キラリや 秋兆す
- 打ち水や 露地の待ち合い 風立ちぬ
- 痛切の 歴史に万感 ここに在り
- 立ち昇る おしぼりの香 京の夏
- 夏の火邪 魔除け踊りや うねる指
- 町中華 夏芝居かな 京都人
- 京の夏 一縷のカゲを 綱わたり
- 流星群 赤いドレスの バイオリン
- 白生地の せわしき天女や 二人づれ
- カアカアカア 嗚呼 下鴨や 帰還せり
- 六道を ひとっ飛びかな 龍の雲
- 恐るべし 時空超えたる サヤエンドウ !
- いざ 京都 サヤエンドウの 準備して
- 三柱ぞ スーパームーンに 大鳥居
- 陽ちゃんが 星の砂漠で 修行中
- 大原や 今年は 今年の 風が 吹き
- ど砂漠に まるで漫画の 茶店かな
- エイヤー! と 受け身 ころがる 砂漠かな
- 梅雨のころ 素直なきもちで 過ごしましょ
- 使命とは 語りつくせぬ 重さかな
- この季節 3時のおやつに スムージー
- 時空差は カードゲームの リーチかな
- はや 今年 電柱族や 現われり
- 竜姫の 唇うごいて おかあさん
- 三人の 旅立ち備えた 贈り物
- 洛中に 忍び入りたり 梅雨の夢
- 凡てみな めぐりめぐりて 他生かな
- 浪花より 帰ると 京都は 闇の中
- 竜姫と 踊り三昧 長逗留
- わかば 映え 阿闍梨 ゆくゆく 雲母坂
- この宇をば 鎮めてみせんや 龍の舞
- 竜宮も 意外と粗食な 朝の宴
- チューチューと 耳が 伸びます クリームソーダ
- 下鴨は 今日も晴天 開闢す
- 爽やかな 五月の風に 陽の光
- 前身頃 押さえて タタタッ 姐さんくる
- なんたるや 瞬時に この宇を 覚りたり
- 現実は お伽話か 夢なのか
- 伏し水に 竜宮あるやと 太郎 言い
- たのもしや 手首キュッキュの 楽屋かな
- 水ぬるむ 卯月 亀池 卯厨 先頭
- 亀池や つばき落ちたる 庭を掃く
- 装いに 名残一色 敬意なり
- 京都人 常温汲みて ときしらず
- 地下水で 夜毎満月 京都人
- 今や京 浮かれ天井 花ピーク
- 今や京 花 燦燦と 水ひかる
- お茶席は 井戸水あっての 戯れよ
- 春分に つるべ落として 龍目覚む
- 梅しぐれ 和傘 番傘 蛇の目傘
- おしるこか ソフトクリームか 紙一重
- お水とは どこからどこまで 言うんかな
- 京都とは いずこより来しや 黒豆喰う
- 動きだす 虫といっしょに ミーちゃんも
- 三姫の 眼差しうけて 流し雛
- 葡萄への 感謝あらわす 京都人
- いまや京 梅 怪しげや 魑魅魍魎
- 今年また 輪廻のスイッチ 起動せり
- しっとりと 四条大橋 宵霞
- 誰 知らず 春の萌芽に 赤い傘
- 早春を なにで和らぐ ひとくち目
- 陽太くる 余寒の雨の 救世主
- 如月や 今日はこもって 花を生け
- お座敷の 反省しきりや 立てよ春
- 京都人 お昼のパン屋で サイン出し
- ドビュッシー 月の光や 下がり眉
- 闊歩せん かつて跋扈の 一条を
- ラーメンは 専門店で 京都人
- 人生は 結局 ラララの 京都人
- 冬ごたつ 相槌もとめる 京都人
- 庭の月 名付けの陰に 見えるもの
- 気力萎え いったんあの世の 睦月かな
- 京都人 ときには海が 恋しくて
- 梅よこい 春やこいこい 京都人
- 初夢は 大婆 櫓をこぐ お浄土か
- どんなにか 踏ん張ろうとも 生かされて
- 大婆が 月庭餅を 差配して
- 好きなのよ 祭りのあとの 静けさが
- 深々と 月庭寺や 寒稽古
- 牛さんの 成仏肝に 晩餐会
- かぶりつき したり顔する 京都人
- 嗚呼 京都 しがらみだらけの いい都
- 冬なれど 一之船入 日差しあり
- 時空なき 世界も因縁 ありまして
- 月庭に たれぞ無限の 輪を描きて
- 嗚呼 ! 第一テルレイ星よ また会う日まで
- 追い風に スピン かかげよ 熊野灘
- ツクヨミが 至難 与えし 高瀬川
- ツクヨミの 黄色いお部屋に 橋と亀
- サヤエンドウ 宇宙に通ずる 型となり
- 我々は 第33星の 勇士なり
- 落ち葉舞い 雪に見立ての スキーかな
- 異世界で 緊張するな〜 初舞台
- シャーシャーと 京都街道 雪けむり
- 段取りは 龍の道をも 制します
- 提灯に 一陣の風 秋の香
- 龍の道 時空がないのに 時間 喰い
- 朝露を 払う陽射しの 茶室かな
- 天高し 鴨川の土手 疾走す
- 大婆の 茶筅の音に 覚醒し
- コンコンと 静けさ響く 龍の道
- 絶景かな 伏見の空を 揺蕩いて
- 一心に 土とは何ぞと 自問する
- チー婆の 満を持したる 秋の計
- 本部から 秋の新作 到着す
- 門前は あの世か デジャブ 金木犀
- 初冠雪 山頂想い 通過せん
- 一瞬に 心ときめき 秋 和菓子
- 芸妓衆すら 勉強にくる かぶりつき
- 夕定食 卯厨婆 思い出 語ります
- 生くるとは 暗い夜道の 暴風雨
- 浪速にて ミラーボールの 演歌歌手
- 嗚呼 残暑 氷でバカ言う おやつどき
- 中秋に 吹きわたる風 飛天龍
- 伏見にて お神酒 ちびちび 龍の渦
- 今日は西 天神で ジャズ 大ホール
- 月庭龍 大婆浪曲 名調子
- ストーリー 都合で 変えます 京都人
- ようこそと 秋の入り口 赤とんぼ
- カナカナと 鳴いてあの世の 六時かな
- 走れ秋 東京公演 小ホール
- 五山終え 降るときを知る 京の雨
- 魂は 北向きにてぞ 鎮まれり
- 渡月橋 月渡りたり 十四夜
- 風呂帰り 十日ん夜の月 缶ビール
- 龍神さん 思うところありや ご乱心
- 井戸水で 顔洗いたる めでたさよ
- 舞台とは しゃなりしゃなりで 勝負あり
- 雷鳴や パラソルの下 スイカかな
- 転調で 笑いを誘う ピアノかな
- 向き不向き どんな世界も ありまして
- 宗匠が 一人喋りて 無礼講
- 風鈴も 休み処の 茶店かな
- 今年また 山鉾巡ると 聞きにけり
- 残り梅雨や かざす蛇の目の 立ち姿
- 小腹空き バーガーセットの 京都人
- 水神に 安寧祈願の ねり歩き
- 型を知り 型を崩して 新月流
- 夏本番 いざや中華と 京都人
- 下鴨で 八艘飛びや 新月流
- にじり口 天敵現る 新月流
- 手踊りも そろそろ欲しいと 夏が言い
- カフェの朝 食器カチャカチャ 京都人
- 梅雨入りか 三弦コラボ 花菖蒲
- 新月流 家元 節子が お茶を点て
- 梅雨走る 涼やか土塊 お茶の午後
- 大瓶で 思念は 山野を 駈けめぐり
- 新月流 家元 節子が 花を生け
- 時によし 潜在意識や タターン タン !
- 夏草の 山泳ぎたる 天の風
- いずこから 花見小路を ツバメ 飛ぶ
- 茶道とは わずか二畳に 宙があり
- 月庭や 今宵 満月 龍を 描く
- 度量とは いちご 一つで わかるもの
- 諸々を 手放す果てに 見えるもの
- 行く花と 迎える花と とりどりに
- 風薫り ソファに 身体が 沈みます
- 里山に 風 吹きわたり 京の空
- よっこらしょ 上がり框で 一声し
- 初夏まぢか 大婆 畑で 独壇場
- 先ずビール 左手だらりの 耳だらり
- 居待ち月 やさしい母の 声を聞く
- 暖かく なったら なったで 虫が 出て
- 縁側は すでに満開 まだ四月
- 月庭の 龍神 すわと 天の風
- 風ぬるみ 桜も覚悟を 決める夜
- 神様は なんでもせよと 思し召し
- 風流を 桜にやらせて なるものか
- さくら咲く 咲いた 咲いた 散りぬるを
- 手水場に 春風ふいて 水の精
- 春寒や 立ち喰いそばで 景気つけ
- 今生か 他生の風か 京の春
- 額縁に 切りとられたる 白昼夢
- ウグイスが 鳴いて祇園の お昼すし
- 見送りの ジョアンと ほっこり マルペンサ
- カンカンと ミケランジェロや ノミの音
- アカペラで 大婆 草履 脱ぎすてる
- お通りだ ! トリコローレで スッスッスッ
- 大婆の 尺八 フィレンツェ 突きぬける
- ヴェネチアよ 海 湧き上がり カモメ 翔ぶ
- 碧い空 ビビらせながら 嗚呼 イタリア
- サヤエンドウ 寒月 くノ一 サササササッ
- かぐやさん 気づき与える お布施道
- 大婆の シャコンヌ 宇宙がひれ伏さん
- 三筆で サヤエンドウを 奉納し
- サヤエンドウ 荒ぶる龍の 舌震い
- 帰り道 大婆ドウを 連発し
- サヤよてに 徒手空拳の 虚しさよ
- 唱えたる 三者の背中 鳥の声
- 月庭を 月庭課長が 視察して
- 春よこい 走れ走れの 花吹雪
- ホットケーキ 母の辛さを 今に知る
- 異例なり 能楽堂が 震えます
- 本番へ 鬼の居ぬ間の 下稽古
- 餅やきて 火鉢に ミーアキャットかな
- おでん屋の 善さん すべて お見通し
- 冬新月 エン ! と一閃 過去を断つ
- 元旦や 粉雪きらきら 夢中遊
- 目こぼしの 薄日感謝や お餅つき
- 大寒波 すたこらさっさと 京都人
- 三太郎 サンタクロースにゃ 成りきれず
- 冬の龍 仰ぎつ 鴨川 疾走す
- 北向きの 月庭 満ちて 師走龍
- 透明か ホットワインと 京の街
- 冬映えて サヤの時代に ツキは無し
- 婆唄い 三味も乱舞の 小劇場
- 京都人 己の法(のり)を 超えられず
- 師走きて ババチャリ二人 デビューする
- 鯖の道 秋も名残りの 車窓かな
- 末枯れて 下弦の月の 寂しさよ
- 奮発し コースワインの ランチかな
- 菊薫り かしこみかしこみ 月見部屋
- 秋日落ち 行灯 二人 三味の音
- 上賀茂や 皆つどえ跳べ 秋の朝
- 文化とは 団子 待つ間も 含まれり
- 寺に宮 神仏習合 ややこしや
- 霜月の 月見る月は 沁みる月
- 茜色 月庭寺に 夕日落ち
- 朝寒や ミーちゃん そつなし 臣下の礼
- ねえマスター オムレツちゃうわ オムライス
- 秋冷えや まずは一杯 神迎え
- 三人が 寺に寄り添い 暮らす町
- 月明かり 背中照らすや バーの庭
- カレーうどん お出汁のみ干す 京都人
- 大掃除 月光仮面は 誰でしょう
- 長睫毛 母に似たりと 西の空
- カグヤさん さっそく知識を ひけらかし
- 伏見にて 清々しきや 秋の空
- やりて婆 祇園 離れる 朝がくる
- 秋がきて 大婆ミーちゃん 相撲かな
- 長年の 労をねぎらう 追い出し祭
- 雨上がり 仲秋の月 煌々と
- 有終も さりげなきやに 婆の舞
- 虫の音の 日毎 早しや 宵の入り
- この世とは その世と あの世の 架け橋か
- そこに秋 時には逃避も したくなり
- 久方の 白露の路や 宮詣り
- 浅漬けに 魚を焼いて 日は落ちる
- ふらふらと 石塀小路を 京おんな
- 真打が サビを利かせて 聴かせます
- 鱧フライ 大婆 思念を 占拠する
- 見事なり 他生へお先に 参ります
- 宇宙とは 漫画の世界か これいかに
- 開かねば 力ずくでも 蛇の目傘
- ザーザーザー ご機嫌ななめか 龍神さん
- ほぼ 夏も クライマックス 水遊び
- 殺風景 置いてきぼりの 日曜日
- 天の龍 自由自在の 宇宙かな
- 電柱に 各馬一斉 ゲートイン
- 世代とは 気づかぬうちに 過ぎるもの
- 古だたみ 目の前 ひろがる 地中海
- フュージョンは 文化の融合 試金石
- 昼寝して なにやら物憂い 夏の午後
- 世界とは 心の通った メッセージ
- 梅雨じまい 薄日が出たり 陰ったり
- 雷鳴や 一之船入 赤い傘
- ひた走る ポリエステルの 韋駄天が
- 大婆が 茶室で蘊蓄 垂れる夏
- 笛太鼓 祭囃子に かぼちゃかな
- 水無月で 年折りかえす 京おんな
- サヤサヤと クスノキ夏を 語りけり
- 月 満ちて ムーンライト セレナーデ
- 夏至きたり しげしげと見ゆ 西の空
- 気がつけば 大婆の庭 タチアオイ
- 今宵また つゆだくおでんで 梅雨過ごし
- たこ焼きや ハレの 大阪 ケの 京都
- 炎天下 スイカを買って 帰る路地
- 紫陽花や ウグイスの声 玉手箱
- 姐さんと 四条大橋 龍の声
- やちまたへ ななめになって 進むポチ
- ザワワワワ 他生の風や 白昼夢
- 他人ネタで 大笑いする 楽しさよ
- 京都人 白味噌雑煮で もめ返し
- 梅雨入りも 清々しきや 二人蕎麦
- 青龍の 安堵願うや 雲ヶ畑
- 受け止めし 返す刀で サヤエンドウ
- ヒソヒソと お猪口しっかり 夏おでん
- 月の蝶 三人娘の 万華鏡
- 五月晴れ 吹きこむ風は 夢の国
- 鯉のぼり 八十八夜の 天を突く
- 小糠雨 じ〜っとだけも してられず
- 惜春に 暖簾くぐって 路地の香
- 藤そよぎ 十日目の月 夢の宴
- モンシロチョウ 花びら追いて 駆けあがる
- 名残り愛で 鳥の声聞き 旬を着る
- 七色に 春粧 煌めく ちらし寿司
- 遺伝子に 刻みこまれし 徒競走
- 人生は アイス のように 甘くない
- 清明に 青龍 飛天 高らかに
- 春らんまん 舟爺 いじって 嵐山
- お花見は おむすびセットで ひかえめに
- 今年また すみれの花が 聞こえます
- 清水に 春のマゼンタ 湧きあがる
- 春分に 廻り舞台で 問答し
- お彼岸は 牡丹餅 土産に 桜餅
- つれだちて 木の芽 香るる 市場ゆく
- フルートに ミモザの花も うれしそう
- 縁ありて 鴨川つどい 遊ぶ春
- 啓蟄に 二日遅れの ひな祭り
- 木屋町は 三寒四温の 異界かな
- 諏訪湖にて 男構えの 月夜笛
- 大婆が 縦横無尽の 新世界
- 陽気よし ほたえる婆も 桜色
- くもり ときどき 晴れ しばしば 雪
- リアリスト えてして策に おぼれけり
- 新月や 水瓶発願 黄水仙
- 哲学も ししゃもの立場にゃ およばざり
- 下弦から 新月までは 邪鬼ざんまい
- 立春も まだまだ冷たい 京の路地
- 日はのぼり 霞む北山 梅一輪
- 狼か はたまた狐か 冬満月
- どこかしら G 喫茶にも 春の音
- 富士山は えてして夢で 通りすぎ
- 冷えこみて なにごともなく 過ぎる午後
- アマテルに エールを送る 三重奏
- 首まわし つられて大婆 首まわす
- 初稽古 ひさびさ大婆 指導役
- 上方は ゆったり着物で 松の内
- 初売りや 大婆 味しめ ケーキ屋へ
- なんちゃって 十二単で おめでとう
- おしせまり 総出で精出す 大掃除
- 月庭の 人情ばなしで 年は暮れ
- 大婆と 婆のも買って ケーキよし
- 大婆の どじょうすくいで 大団円
- 出張へ 冷え込む朝に 箸の音
- 師走きて いちごチーズケーキ 食べ
- 冬枯れて ミーちゃんいだく 暖かさ
- 姐さんと 月庭姉妹の 初舞台
- 新潟は 新潟なりの 風が吹き
- ひとり酒 普段気づかぬ ことが見え
- 満月も 心をゆるす 鴨の水
- 満ちるのみ 十日余りの 月に酔い
- かぐやさん 年の功には 勝てません
- 羊羹で 粗茶 おかわりの 茶店かな
- ばか騒ぎ もののあはれの 近道よ
- 皆の者 どけどけ コタツの お出ましだ
- さめざめと 秋の色香や 小劇場
- 大婆が 小豆ひろげる 秋日和
- 晩秋に コスモスそよぐ いたいけさ
- 銀杏の ためには方便 京都人
- 軒をでる 思わず小走り 月がある
- KT3 京都月庭 三人娘
- 祇園では 若手 しずかに 座るのみ
- 紹介で 月庭五郎に 師事をして
- 姐さんを 間近見たさに 羽織引き
- 秋なので おなか空きます 伸びざかり
- 西日うけ 三立四座を 婆が説き
- 月の人 三立四座を 旨として
- 銭湯を 出るやいなやに 秋の風
- 涼しさを 知るや いなやの 金木犀
- 川床も 真夏の夢も 千秋楽
- おかあちゃん 近いうちに また会おな
- 片翼で 三郎たのむと 次郎去り
- 月夜でも ないのに カグヤ 後光さし
- テルレイに 三日月 浮かぶ しじま かな
- テルレイに 豊穣の雨 サラサラと
- テルレイに 昇るひざしの えにしかな
- 東山 下弦の月が 虫 照らす
- お家まで あとちょっとやさかい 台風さん
- 母 曰く テルレイ星にも 京都 あり
- 大婆の 鼾に ひょっこり 秋の使者
- 大婆が 腰痛全快 ジャンプする
- 宇宙 飛ぶ 現実なのか リモートか
- かき氷 頭すぎゆく 真空音
- 母来たり おしゃべりカグヤ 宇宙ゆく
- お礼来て 月庭神社に セミの龍
- 酷暑でも 1ミリ単位で 秋がくる
- セミ集団 この世は今ぞ 天叫ぶ
- 寝待ち月 その甲斐もなく 夢の中
- 比叡山 天地さかさま びわ湖 降る
- ミーちゃんが ポーズを決めて 梅雨じまい
- ポチ戻り ミーちゃん 牛乳 ご相伴
- フィナーレは 炭坑節で 盛り上がり
- それぞれに 与えし世界は 異なれり
- 櫓の音に 他生を覗く 大堰川
- 裾払い 梅雨の ゴルフで チェックかな
- かぐやさん 月庭舞台で 大暴れ
- 点滅で 急走りする 雨女
- 夏バテの 前に 梅雨バテ 扇風機
- 紫陽花に 引導わたせ 桔梗 着る
- 梅雨さなか 裾払いの剣 首タオル
- 神山の 霊威 包まれ 茅の輪衆
- 雨去りて 暑気払いかな 氷 旗
- メロンかな ブルーハワイか 迷う夏
- 背中越し 他生の縁や 微風かな
- 出張へ 爺の喫茶で 待ち合わせ
- 梅雨の入り 太郎さがして 高瀬川
- 雨音や 鳥の声聞く カタツムリ
- ウズメの剣 返す刀で 昇り龍
- 大婆も 苦手の一つは ございます
- みな集い これは干物か くさやかな
- うわさとは 光のごとし 夏日かな
- ミーちゃんが 縁側 あわてて ワン・ツー・スリー!
- ホタルイカ さかい乱発 蜘蛛の糸
- 一人でも 寂しくないよと ヤタオちゃん
- 親子でも ドレス着こなし 天地の差
- 慣れぬよて いまいち間抜けな ワンピース
- 待ち人や 愛しい母より 便りくる
- ポピー咲き ミントグリーンな 風が吹く
- 舞台すら 日々積み重ねの 一里塚
- ウグイスが 鳴いて 待ち人 知らせたり
- 風薫る 人肌の午後 ビールかな
- 鯉のぼり 甍の里を 見渡して
- ハイルーフ ひねもすのたり のたりかな
- どっちやねん 三寒四温で くたびれて
- おなご とは 殿方以上に 奥深し
- 散る桜 久しきご縁を たぐり寄せ
- 計らずも 見識ないのが 愛される
- 見立て知り 想像力を 磨きましょう
- 能舞台 扇子の剣も 疾りだし
- 卯月きて 桜の下の 句会かな
- 舞道とは 見立ての極意と 教えられ
- 衣摺れに 響く尺八 太刀の音
- 満持して きっ先 一閃 次郎来る
- 南風 婆 たからかに 蕎麦すすり
- 彼岸きて 大婆 乙女の 顔になり
- 唐突に かめむし ブーン 浮上する
- 上賀茂を フライングポチと 疾走し
- 満月は 雲に隠れて ミモザかな
- 駅弁は 京都で買って 黙々と
- 安息は すべて己の 内にあり
- さえずりて 今や遅しと ホケキョ待ち
- 四つ辻で コーナー攻める 三太郎
- 羽織きて 扇子あおいで 日傘さし
- チヌもろて 思案投げ首 春うらら
- 楚々として 花でくくるな 梅 は 梅
- エンエン と 日増しに鋭さ ウズメの剣
- 湯気もうもう まわせや まわせ 気のめぐり
- 京の路地 冬満月へ 合図する
- 梅チェック 船岡山から 天神さん
- 豆まいて 牡蠣の土手鍋 おふくさん
- 暖冬に 比叡も ひえ〜っ 言うとるわ
- 切れるもよし 切れずに続くも ご縁なり
- 面打ちに ミーちゃん 慣れて 昼ごはん
- 鉛空 同行二人に 影は無し
- 草津 にて 三昧 ひたる 春の 湯屋
- 松とれて 届く年賀に 春兆す
- 習得は 至難の業か ウズメの剣
- この道は いつか来た道 また帰る道
- カメラマン カメラなければ ただの人
- 初春や チョビ爺 イジって 遊ぶ午後
- この世 降り 命 降るるは 己が外
- ありゃ ! もう令和二年に なったらしい
- 寒路地や 犬を白狐と 見まちがえ
- 行きつけで 婆とサシ飲み 暮れる年
- クリスマス 先頭 立つは スポンサー
- 押しせまり 月庭運送 てんてこ舞い
- 師走どき ラーメン定食 あおる夜
- 決断し 気分も楽に 年の瀬を
- ポチ 返却 大婆 出てきて ウズメの 剣
- 小雪 舞い 結束がため ミーちゃんと
- サヤエンドウ しょせん 男にゃ わかるまい
- チョビ爺に サヤエンドウを 指南して
- アマテラス わたしのお家も ありがとう
- カサコソと もみじ散る散る 日暮れ道
- やりて婆 いきなり『 ドウ ! 』と したり顔
- やりて婆 いきなり『 エン! 』と 振りおろし
- やりて婆 いきなり『 サヤ! 』と くの字かな
- 涼しさや 色々な人 訪ねけり
- ほほ照って 煌々と十五夜 見上げたり
- 歯医者さん いつも来るたび 初診料
- とつとつと 姐さん語る 秋御膳
- ちゃぷちゃぷと 満つる潮の香 安芸の国
- 羽織着て 去年のあの日 想い出し
- 帯付で 歩く背中の 涼やかさ
- 秋浮世 かくも 忙しき 集魚灯
- 優雅さは 日々の地道な 積みかさね
- 秋雨や 今日は静かに 書道かな
- 縁側 女子 一気に足が 動きだし
- 好きどすわ 夜慣れ日暮らし 数寄どすわ
- 晴れてよし 降ってニホンの 風土あり
- ぬか床を 持ってウロチョロ しなくなり
- 鮨たべて 母は 何処や 思い馳せ
- ここだけの 話が 流行る 秋のお茶
- ミーちゃんが これ見よがしにと 伸びる秋
- 鴨川の 飛び石ぬける 白き風
- 彼岸きて おくどはんにも 火が入り
- ツバメ 去る 夢から目覚め 朝テルレイ
- 自我 すてて 舞いの境地を もとめ行く
- 月見舟 のってしまえば 月いずこ
- 将軍は 激暑に白旗 敵を知り
- 深々と 肚に 沁みたる 米の汁
- 鴨川に 暇乞いかな 蝉 叫ぶ
- また来たで せわしないな〜 東京は
- 秋雨に セレブリティーな 京女
- やっとこさ 茜の空を 大蛇去る
- 飛ぶべきか 飛ばざるべきか 八咫烏
- 蝉時雨 ときおり雷鳴 高瀬川
- お盆去り ちょっぴり寂しい 後祭り
- 日は落ちて 紫式部 タネ攻撃
- 炎天下 四時を 過ぎたら 仏道
- 茶屋辻を みせびらかしに 小料理屋
- 疲れでて 蝉 一人 勝ちの 昼下がり
- 天照らす あんまりどすがな 殺生や
- 風流は ヒマワリさんの おかげです
- アマ爺に 留守番たのんで 月の舞
- 生活も この世はなにかと 忙しい
- 京の夏 カラン コロンと 宵の風
- 土砂ぶりを 斜めになって 女伊達
- 東京に ハイカラな月 上がりたり
- ユリを見て グラジオラス見て ダリア見る
- うっとうしい 梅雨の合間は 熱燗で
- 七夕で 宇宙のゴミを 心配 し
- 蒸しあつい 鞍馬の山を 貴船社へ
- 紫陽花や 出生語る 梅雨の庭
- 梅雨どきに ほお紅つけて お買いもの
- うす青き 比叡 生けどり ホーホケキョ
- 水撒けば ツバメ 飛ぶ 飛ぶ バッタ 跳ぶ
- 見下ろせば 婆がゆくゆく ハイルーフ
- 水無月の 雨しとしとと 第九 かな
- 要介護 他人事とは 思われず
- 三毛ちゃんも 長いものには 巻かれます
- 中華そば かしこみ かしこみ 京都人
- 朝顔に いずこの使者や てんとう虫
- マスターも 迷いの中や 京都人
- 洛北に 一雨ふりて 人心地
- ここ何処や! どえりゃあ暑いわ 京都どす
- わあわあと 殿様バッタに やり手婆
- 薫風に 出た 出た 満月 虫の声
- 難題に 哲学の道 答でず
- 芳しき 上弦の月 若葉風
- 素麺を ゆがきて縁側 風光る
- 京都人 時には小粋に 貝の口
- 令和にも 友達契約 継続中
- 令和きて 道をたずねし 東寺かな
- 10連休 西へ東へ 月の舞
- 京都人 機は織れても 自慢せず
- 立待月 花過ぎてなお 渡月橋
- 明けそめし 路地の靴音 春深し
- 土いきれ もう首タオル 初夏かいな
- 散るサクラ 婆とワアワア お昼どき
- 寒戻り かすむ桜や ケキョ と鳴き
- さくら比叡 きららちゃんと ケーブルカー
- 翔んでゆけ さくらの熊野へ 八咫烏
- 開花かな 思っていたら 令和なり
- 京の路地 風を背負いて 春 すすむ
- 背高し 走れメロスと ポチ笑い
- 開花かな 夏の反物 覗く午後
- オムレツを 高く掲げや 春満月
- 堀川を 走る車内に 春の夕
- 白魚の 爪の先から さくらかな
- 春雨は 貴船神社の めぐみ水
- チョビ爺と まったりお茶する 春の午後
- 東風吹かば 腕立てふせも 精が出て
- なんとなく お鼻むずむず 京都御所
- 急ピッチ 確定申告 京都人
- 京都人 時には旬を 遊びけり
- 美人とは 足るを知る人 龍安寺
- 春寸前 扇子ペンペン やり手婆
- 細胞を いつくしむのが 美容です!
- キャンプイン 賀茂川の土手 春霞
- コロコロと 変わるお空と 信号機
- 桜はや まちわびて宵 風ぬるむ
- カッカッカッ ファ〜ファ〜ファ〜〜ファイ〜 むにゃむにゃ
- 健康は 筋力アップと 骨密度
- インフルで 二泊三日の ご静養
- 風花や もう一暴れと 宵の舞い
- 京都人 一汁一菜 黙々と
- いざ参れ 比叡オロシも 意気地なし!
- 三毛ちゃんに 気づかぬふりする 冬の路地
- 新年も ポチ指定席 松尾社へ
- も〜そろそろ 正月気分に さようなら
- 互礼会 パシャパシャ目障り カメラマン
- 年始め たんぱく質は 大魔王
- 新年の 真髄みつめる 朝稽古
- 濃茶やし いちご大福 口なおし
- ケーキ屋の 前で 余裕の ストレッチ
- 満月や 急ぐトナカイ シルエット
- 陽ちゃんが サンタになって お出迎え
- 年の瀬や ひとときの夢 飴色に
- ふりむけば 母と見た月 冬の空
- 起き抜けて 瞬間移動 朝ゴタツ
- 冬色の 上賀茂ダッシュ 二の鳥居
- シトシトと 山茶花の葉に 馴染む雨
- 露地裏に 影ひそめたる 仄灯り
- 晩秋や はこべ 機敏に 敷布団
- かくれ里 名もなく清く うつくしく ...
- 小市民 ぐじの恐怖に おののいて
- ケーキ屋さん 小袖かかえて 足早に
- お香 焚き 美ボディ整う 秋の朝
- 三毛 ちゃんへ 心を 鬼に 一発 レッド !
- お月様 さりゆく火星に さようなら
- 柿もぎて 寺の鐘 待つ 日暮れかな
- 帰り道 インバウンドと 道づれに ..
- 大阪で 仕事の帰りは 船を漕ぎ
- 気がつけば 鴨川にカモ 京の鴨
- 秋の菓子 試食をねだる にわか茶師
- 暮れなずむ 秋の散歩や 戻橋
- みやびやな〜 平安女官の 旅すがた
- 先生に 涼しい目をして 王手どす!
- 十月も なかば過ぎたら 落ち葉かな
- 西日のび 坪庭の秋 足早に
- 新月や 秘密の部屋で 針を置く
- 神様も 第4四半期 大いそがし
- あかんたれ ダザイ を 読んで 自信つけ
- 人よりも はしり愉しむ 京都通
- みーちゃんも エサのためには 踊ります
- ステーキや まぶたの隅に 秋雫
- せっせっせ 血管美人に 秋の朝
- ふくいくと 麦汁なごりて 天高し
- コオロギや 雨の八坂を ボチボチと
- おばんざい ちょこちょこ使って おご馳走
- 幸せよ〜 鴨川の土手 虫の声
- 酷暑去り 祇園白川 秋雨舞う
- 京都人 ついつい首の 台風まわし
- ゴロゴロと 夏仕舞いかな 龍神さん
- 文句 たれ よしずの陰で いちごかな
- 亀の井の 聖水ひたりて 秋走る
- みーちゃんも 食事の前は 臣下の礼
- 秋ちかし チャリの点検 怠りなし!
- ゾクゾクと 背中震える 大文字
- 今はまだ 夏休みどす 小鈴ちゃん
- お盆前 流れ逆らう めでたさよ
- 夏づかれ いと物憂げな 首まわし
- 日は暮れて のれんの角に 秋が立つ
- 坪庭に 虹 かかりたり ツクツクボウシ
- 八坂はん 二十四時間 すんまへん
- 人はただ ゆき過ぎるかな シェルブール
- ヒグラシが 夏も終わりは 来ますよと . . .
- エアコンの 障子あけたら 蝉時雨
- これでもか うなぎ攻撃 うけてみよ!
- 宵山に くりだす乙女の うれしさよ
- やおよろず なぜにあなたは こうまでも . . .
- 暑気払い きょうはお豆腐 大人買い
- 濁流に 鴨長明 なすすべ無し
- 陶芸家 粗製濫造 つぎつぎと
- 蒸し暑い 谷崎読んで 朦朧と
- 懺悔して くぐる茅の輪で 梅雨じまい
- 梅雨空に 満月さんが こんばんは
- ブブゼラよ とどけロシアへ ニッポン ! ! チャチャチャ
- 夏の宵 四条河原に 鬼火かな
- 下鴨の 水きらめきて 天昇る
- 昼下がり 添い寝あるやに いと嬉し
- 高瀬川 太郎 元気で 一安心
- 水無月の お堂の主は ウグイスさん
- 梅雨どきは おはぎキープし 月見そば
- 建具替え かかってこいや〜 鬼の夏
- 黒馬さん 降らしすぎたら 白馬さん
- 白き風 あじさい 揺れて 三千院
- 暑おすな〜 光のシャワー 京の路地
- なんぎやな〜 三条通 バスはゆく
- 黄昏れて ウトウトしてたら バッタかな
- 上賀茂へ 祭り ゆくゆく 八咫烏
- 杜若 しゃきっと立って 十頭身
- 磐座に 薫風かなでる フラガール
- 龍神さん きょうはご機嫌 ななめどす
- 競べ馬 もうすぐ夏が やってくる
- 煎餅の 手を止め バッターボックスへ
- お〜っとっと 玄関あけるや ピーチクパーッ
- 松は無し ここは大奥 藤の波
- テルレイで 春のお目覚め つるリンパッ !
- 坪庭に ぶらさがりたる 鯉のぼり
- 冬着物 虫干し してたら 鯉のぼり
- 陽気よし 口も手足も よううごく
- ホー ホケキョ 御所の木陰は 天高し
- 有明の 消え去らぬうち 天照らす
- 研ぎ澄ます 緑樹の林 鳥居見ゆ
- 来年も きっとだからね さようなら
- はや夏か 買いもの帰り ポチ も ベロ
- 満月や 誰のたもとへ 花をどり
- さくら映え 柳はバランか 松花堂
- おばんざい 春の夜風や ふきのとう
- 咲き誇る 夢か うつつか 鳥の声
- 朝一番 ポチ みーちゃんと 春ランを
- つい夢中 甘味どころに 春の雨
- アッ チャチャチャチャ やっぱりお皿に してください!
- シャッ シャッ シャッ 春のきものは シャッ シャッ シャッ
- みーちゃんも テルレイしたいと のぞく春
- 鴨川や 空を映して 春霞
- カキフライ カキの土手鍋 ひなまつり
- えん側の 柱おさめて 三月へ
- 天満宮 牛を撫で撫で 梅を愛で
- 幼き日 思い出しつつ コーナーへ !
- 薄日出て はや搔き曇り また薄日
- ラーメンで 勢いつける 二月かな
- 春めきて 船岡山で チャリを漕ぐ
- お茶の間で オリンピックの 空を翔ぶ
- 茶の師匠 きらいきらいは マーケどす
- 雪しんしん 茶釜しゅんしゅん 冬畳
- 極楽は 冬の夜ごとの 湯ぶねかな
- もう二月 まだまだ寒い なあ皆さん
- いつの日か 冬の大路で ヒロインに!
- ノーメイク ふじの山には 見せられぬ
- 雪かぶき 頑張ってるね〜 ふじの山
- 冬の夜 さかさ居眠り てんとう虫
- 松尾 来て 月読 寄って 鈴虫へ
- まこと見ゆ 雪の北山 玄武舞う
- 京町家 大雪そなえ 急ピッチ
- 京都人 落としどころは わきまえて
- 初夢や ほ〜出世しよったな〜 斎王代
- 初春や かぐや 笑えば ポチが わん!
- ゆく年と くる年つなぐ 十三夜
- 押しせまり 男手なきや しめ飾り
- ケーキさえ あれば 今夜は クルシマズ
- 三日月や 船岡山で アカペラを
- 店頭の コピーワークは 慎重に
- まだボクの 出番じゃないよと ポチ背中
- テルレイで 小顔にしてから 忘年会
- テルレイで うっとり陶酔 かぐや姫
- 木枯らしが 吹けば くるくる トナカイが!
- 満月は ムーンウォークで 怪しげに
- 深まりて 月見の宴や コタツ女子
- またんかい! まだカグヤさまが 乗ってない
- たれ知らず 下弦の月や 煌々と
- 疲れても シンクロナイズド カグヤさん
- みーちゃんが 戻ってくれて ひと安心
- 秋すすみ ともだちキープ 急ピッチ
- 焼肉の 食べ放題で 空気読み
- 日が落ちて お腹 鳴く鳴く 名コピー
- 西の空 紅く染まりて 厳島
- 夕暮れて 今日はリュックで ショーケース
- 過ぎつつも 立ち去り難し ショーケース
- 天高き 白き柔肌 ふれもみで
- 霧雨や 嵯峨野の秋は 足早に
- 南中だ! ここはど〜こだ? 京都タワー!
- 夏はもう 終わりですよと あかとんぼ
- ほなまたね 三条通り 西 東
- 日めくりに お煮染め中断 かなわんな〜
- ゆく夏を 見届けたくて 比叡山
- どことなく 物悲しきや 送り火の
- かぐやさん 蛍の光 鳴ってますよ
- 君の名は 茶屋辻すがたで 六角堂
- 上賀茂の マイヨジョーヌと 人は呼び
- 酷暑よて 水打ちしてから わらび餅
- プチ男くん 単独行動 許しません!
- ご無沙汰です 半跏思惟像さま こんにちは
- 寝落ちして ふと寝落ちして 寝落ちする
- 熱帯夜 風鈴あおいで ジュリアナ京都
- 昼下がり 電柱よりそい 立ち往生
- ハモたべて おほほほほほの おほほほほ
- 坪庭に スイカ浮かべて えんがわ女子
- 雨上がり そこのけそこのけ スイカが通る
- 七月に なるやいなやの 暑気払い
- 背筋にて しめす女の 夏越祭
- 紫陽花や 羽織る単衣の めでたさよ
- アハハハハッ 結局そこなのよね〜 夜は深ける
- 炎天や ひざし撹乱 万華鏡
- 梅雨の入り ご機嫌いかが 龍神さん
- はやダウン 夏の前には 梅雨もある
- ほそ眉で 微笑みかける 夏美人
- 夏の舟 夢かうつつか 渡月橋
- 昼シャワー 鎮守の杜に 風が吹く
- ケーキ買う 訪問とりやめ 家かえる
- 大空に 芝生はさんで 歌合戦
- 光満ち ソフトクリームに みちびかれ
- カラカラと 矢車鳴って おどる鯉
- 五月晴れ モナリザごとく 微笑みて
- トマト植え もうすぐ八十八夜かな
- 薫風に 紅型まとう おんな伊達
- ウグイスが 鳴いて気になる 和菓子かな
- 花いかだ 急流のまれて また来年
- 十六夜に 花は乱舞か 猪口は月
- 春うらら 足はうるうる 夢うらら
- 重力に お月見ポーズで ストレッチ
- ありがとう ありがとうねと 花見上ぐ
- パックして ウグイス鳴いて 昼寝する
- 東京は 桜前線 フライング!
- カキ氷 ソフトクリームも 桜待ち
- 春なのに タイムマシンか 蝉の声
- はじまるよ これから春の 快進撃
- いまひとつ やる気の出ない 梅の午後
- コロコロと 出張帰りに 路地の春
- チャリ パンク あわててダッシュ 豆腐屋さん
- 梅咲けど 肩を落として ごあいさつ
- 防災を いつも心に 町づくり
- 先走る 心だけでも 春日和
- 着替えても また着替えても おなじべべ
- 風水は 女の笑顔が 一番やな〜
- 比叡山 冬の阿闍梨は 何処歩く
- 吹雪く午後 お茶の師匠に ご挨拶
- 寒おすなあ 粉雪ちらほら 京女
- まだ見れぬ 初夢何処 宙を舞う
- 初春や 北山背にして Vサイン
- 初夢は 炭酸パックで お姫さま
- あけまして おめでとう ございます
- 晦日にて 〆の掃除に 精を出し
- 煩悩は 伏見稲荷の 鳥居ほど
- ゆず足湯 今年の思い出 うつらつら
- 腰泳ぎ さも忙しげなる 年の暮れ
- 股関節 きもの着こなす 冬の朝
- 坪庭の 秋刀魚の煙 冬銀河
- ゴットンと 車輪うごいて 冬の月
- 蒼々と 竹林そびえて 添う紅葉
- 初雪や 有明の月 夢のなか
- 大原の 夜に遊んで 秋紅葉
- 坪庭に 宇宙降りたる 朝パック
- 湯豆腐や 薬味わすれて チャリはしる
- 柿食べて エアコンかけて 衣替え
- サッカーが 終わるやいなや カープ女子
- 秋晴れに サムライブルー 轟いて
- テルレイに 我を忘れて 秋の夜
- 夏バテや 臥して昇らぬ 月を待ち
- 石畳 角を曲がると 秋の風
- 紗をしまい 麻もしまいて 絽をしまう
- ほらビキニ まだまだイケる 浜一輪
- 盆中日 心鎮めて 緑を喫む
- UVも ゲリラ豪雨も 傘ひとつ
- 打ち水や あの人も聞く 蝉しぐれ
- 夏の夜、線香花火のゆとり もちたいですね。
- お久しい ふと見上げれば 梅雨〆の月
- わ〜、びっくり、山鉾が建ち始めました。
- 呼吸と立ち姿を想う。
- 梅雨ゆえにこそ水を想う。
- 梅雨の晴れ間は宝物。
- 糺ノ森 (ただすのもり) にお散歩
- はじめまして