月庭や  今宵 満月  龍を 描く

五月の朝の この作業はほんま すがすがしいんどすわ これがなやり始めるとけっこう ハマりますねん 婆は祇園にいるころからこれがしたかった らしいどすわ 大婆はもう作庭のプロ言われててな ヘアピンの節子…

諸々を  手放す果てに  見えるもの

姐さん なんか悩んでるとかちょっと 漏れ聞いたけど . . . 「 ふふふ 悩みなんて あらへんよ スッキリした顔 してるやろに 」 ありゃりゃ、姐さんウチからしたらもう雲の上の人になってるわ 「 あ…

行く花と  迎える花と  とりどりに

♪   ラッタッタ ラッタッタ  ラッタッタッタ〜   ラッタッタ ラッタッタ  ラッタッタッタ〜 ♪   ごらんのように   背景には 泰然自若と  松がありますやろ   そやけどな    そればっ…

よっこらしょ  上がり框で  一声し

ふ〜っ 帰った帰った 季節の変わり目もも〜ちょっと緩やかにして欲しいわ いきなり夏やさかい . . . も〜な羽織どころじゃ ないんどすわ〜 ありゃ! 蜘蛛が神棚に 巣張ってるわ 夏や 夏やほんまんと…

初夏まぢか  大婆 畑で  独壇場

「 カグヤ ! つぎつぎ  日が暮れるさかい !   卯厨さん  この枝豆植えつけたら 次は  じゃがいも芽切り しとこか 」 『 そうどすな〜   そろそろええ頃どすわ 』 「 ほんで、トマトの床も…

居待ち月  やさしい母の  声を聞く

八十八夜が近づいてくるとな なんとのうお母ちゃんの匂いがするんどすわ なんやまた呼んでくれるんとちがうかな〜 お昼に 四条烏丸辺りちょっと 歩いたんどすけどなまるで夏日どしたわ〜 町衆 今年の祇園祭ど…