冬の龍  仰ぎつ 鴨川  疾走す

今日はなほんに ええ天気どすわ 大婆も 婆もチャリ乗りとうてウズウズしてたさかいな 今三人で 鴨川河川敷を南下してるとこどすわ 堂々として比叡山も見えてますやろ ポチとミーちゃんもな乗ってるんどすわ …

北向きの  月庭 満ちて  師走龍

「 住職 ! 龍の本願とは !? 」 『 龍自身にも 分からぬはずじゃ。   龍は 天の道ではあっても  意思ではない ! 』 「 さすれば、 意思とは !? 」 『 それは わしにも分からぬ。  じ…

透明か  ホットワインと  京の街

ちょいちょい 大婆 ホットワインも ええもんやろ 「 オホッなんや 名前は洒落てるけどな〜 酸っぱいんか 甘いんか熱いんか ぬるいんか酔うんか 酔わへんのか  さっぱり 分からへんわ〜なあ、卯厨さん …

冬映えて  サヤの時代に  ツキは無し

「 ♪ 冬の凍て路に三つ足の跡 ペンペン まごうことなき 八咫烏〜 浮世の細道くねくね失せて ペンペン走れ 走れど 闇の中 ペンペンペン この世の真偽は 何処におわすお前いまだに鞘の中 ペンペン せめ…

婆唄い  三味も乱舞の  小劇場

「 ♪ 浪士おもむろ上段に〜娘ひらりと横っ飛び〜  月のご縁か 地球の縁か〜二人しばらく睨み合い〜 汝何処で生まれたり〜ぺぺンペンペン 嵯峨野の竹に生まれたり〜ぺぺンペンペン 静寂 辺りに満ち溢れ〜 …

鯖の道  秋も名残りの  車窓かな

あ ! 二人とも見て 見て 見て 見て ! まだ紅葉 残ってるわ  「 わ〜こらまた 壮観やな〜 」 今な、鯖街道を日本海に向かってますんや 今夜は 小浜公演なんどすわ 陽ちゃんもな太鼓で出演しますね…

末枯れて  下弦の月の  寂しさよ

「 ♪ 下弦の月に 映りしが〜そなたの姿 消え失せて〜 記憶が見たかこの眼が見たか〜 雲にまぎれて 漆黒に〜 ♪」 『 イヨ〜ッ 』ヒュルルルル〜〜〜〜 「 ♪ 待てよ 待てよと追いすがる〜 冷たい落…