辰年は 瞬間移動や 待った無し !
「 待て〜 !」 『 節子はん 足下滑るさかい 』 大婆が 退屈や 言うたさかい 龍に つれられて 雪星に来てしもうたわ そやけど この星な なんか昔 住んでたような気がするわ
「 待て〜 !」 『 節子はん 足下滑るさかい 』 大婆が 退屈や 言うたさかい 龍に つれられて 雪星に来てしもうたわ そやけど この星な なんか昔 住んでたような気がするわ
「 不思議なもんやな . . . 」 なにが ? 「 ごそごそ 動いてるときは 炬燵が 恋しいけど 三が日 ずっと炬燵やと ちょっと 退屈やな 」 大婆がまた 贅沢なこと 言うてるわ . . ….
己が龍 一つ 地に舞い 一つ 宙に舞う この身体預かりものにして 精神宇に 散漫す 解き放たれし 自由なる 滑空よ
「 卯厨さん 見てみい ミーちゃん もう 足跡つけてるわ 」 『 ありゃりゃ きれいにしたばっかりやに 』 「 和尚が 言うにはな ミーちゃんの足跡には 無念無想の 境地が あるらしい…
「 こりゃ ! こなくそ ! このな、 最初の練りを しっかりし〜ひんと 餅がぜんぜん 粘らへんさかいな 」 大婆 ! 粘りすぎて 喉つまらへんようにしいや
♪ ツキニワに 冬がきた〜 ツキニワに 冬がきた〜 雪は ツンツン 風は ビュービュー 船岡山も雪化粧 龍のカミサマ お目を覚まして 京の街は鎮まる ♪
若狭公演なんとか 終わったけど 無事 京都に帰れるんやろか〜 陽ちゃん 動じてへんな 「 ボクの技術を甘うみてもろたら困るわ〜 こう見えても 月庭 A級ライセンスとってるさかいな 」
今な、大婆が先頭 とったとこどすわ 卯厨婆も後ろからインを 狙ってな 一気にまくってきよるさかい 気が抜けへんのどすわ〜 なんでかな〜? 師走も中頃になると急にピッチが上がるさかい
ミーちゃんもな いろいろと忙しいんどすわ これからますます寒うなりますやろ そやさかい いま土間をなチェックしてますねん 縁側と土間は許可してますさかい
今夜は 新月やしな朝の 花活けどすわ そやけどや、 ここは月庭寺なのに . . . ウチ、神主役どすわ へんどっしゃろ〜 ! ? ま、もちつもたれついうんかな〜 ふふふっ