口開けは  月庭お龍  ピンで立つ

「 あのな カグヤ
 第三小節のところ . . . 」

 も〜
 わかってるって

 この段になって

 ごちゃごちゃ
 言わんといて . . .

「 そやけどな

 あれでも . . いうことが
 あるさかいな 」